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【2024/05/05 01:42 】 |
詐欺師 豪州で実際にあった事件。(玲子様編 その1)
これから お話する事は 実話であり実際に起きた事件です。 
 
 
 私の霊体験をお話する上で、これから書かせて頂く事は重要な伏線になります。 
 この事件との遭遇がなければ 私は霊界との出会いも無かったと思います。

そういう意味から できるだけ詳しく紹介させて頂きます。
(事件そのものが強烈に怖いです)
 
(玲子さんの事件)
 
 メルボルンに ケルン玲子さんという方がおられます。(仮名です)

 
 今回、「書かせて頂いて宜しいでしょうか?」と打診したところ、
 「良いですよ。堤さん信用してるから。 でも、私、本当に頭にきているから、ちゃんと書いて、他の人に警鐘ならして下さいね」とあっさりOK頂きました。

 ちょっと取材裏話ですが --(笑)

実は 玲子さんに下書きを送り、内容確認して頂いた時の事です。
 
玲子さん、「堤さん お手紙拝見しましたよ。」

私、「本当ですか!!  で、ご感想聞かせて下さいよ??」

玲子さん「もう 引き込まれましたよ。 あんな事件が あるなんてビックリしました。」
 
私   「 ----」
 
玲子さん「 あんな目に遭うなんて 玲子さんって方、お気の毒です」


堤   「 あの~~! 玲子さんって OOO(本名)の 事なんですけど」

玲子さん「 え!!! あれ 私のこと?? 」


堤   「書く 言いましたやん ---」

玲子さん「ですよね。 私、のめりこんでしまいました。 あんなそっくりな話 他で あるわけないですよね」
 
堤 「事件のモデルが 立場わすれて のめりこんだらいかんでしょ! しかし」 
と大笑いしました。 (打ち合わせして、取材通りに書いているのに!!)
 


 玲子さんは 私同様 日本で金融機関に勤務されていました。 
大学は商学部出身です。(私も一応、商学部です)

 通常 海外の大学では、商学部(コマス)は会計士、法学部は弁護士を育成する場で、 どの大学においても看板で難易度も若干、高くなっています。 嘗て法学部はOP1で医者並の難易度でした。
 
 ところが、日本ではどういうわけか、早稲田の政経の様に 経済学部を文系看板に置いているところが多く、商学部や法学部は お荷物のところもあります。
 
 
私の大学でも法学部は阿呆学部。商学部は楽勝学部と揶揄されていました。
 
 
 私は 大学時代 クラブ活動に明け暮れていましたが、玲子さんは会計学を真剣に勉強され 偶に経理や税務の相談をしますが 何でも即断即答で驚かされます。(会計でお困りの方はご紹介しますよ)
 
 彼女の夫(グレッグ)は、電気技師で個人向けの小さな仕事からプロジェクトまで幅広く手がけていて、手広くビジネスされています。
 ところが、経理に関しては玲子さんという強い味方がいるのに、お抱えのブック キーパーの アリスに委ねていました。彼女は簿記屋で会計士とか税理士ではありません。
 
アリスは 十数年来のお付き合いで、親切で太っ腹です。
高級ブランド バッグなど新しいのを買うと 古いのは直ぐ人にポーンとあげたりします。
 
 グレッグは アリスが子供時代に、家庭内暴力とか 金銭的に恵まれない家庭環境にあって、いつも同情しており 彼女には幸せになってもらいたいと 一種、憐憫の情がありました。

 彼女は経理を通り越して、口座管理 決済、支払い督促まで任せられ、帳簿記入以外の経理業務までサービスでやっていました。 
 
 グレッグは、彼女のプライベートで何か問題が起きると 大小問わず飛んで行って  掃除 修繕から いかなる問題も解決まで親身になって助けていました。


 時々、グレッグが、「明日 アリスの家のガターを直すから 家族全員 休み返上!!」 なんて変な号令を発します。ところが、行ってみると随分綺麗で、「こんな事なら 自分の家を先に直せよ!!」 と思うことが何度かありました。
 

 実際、彼女は 沢山の顧客を抱えている様子で商売繁盛 結構な豪邸に住んでいました。

 
 
玲子さんは「経理だけで この豪邸? 儲かりすぎじゃない??」
と、いつも、いぶかしんでいました。
 
  経理というのは、 全仕事の20-30%の比重があり 販売したり仕入れたりすると 一々 事務が発生します。勿論 支払いもしなければなりません。 

 おまけに 年一回 青色申告(TAX RETURN)や 頻繁に GSTの納入もしなければなりません。私は、一応 銀行員の端くれですから 余り苦になりませんが、経理畑でもない限り面倒でうざい仕事です。
 
 
 玲子さんには 以前から 2つ、腑に落ちないことがありました。
 
 ご主人に ひっきりなしに仕事が入り、「今日は いくらいくら儲かった!!」 なんて景気の良いこと言っている割に、全然お金が溜まりません。

 クレジットカードは 金利を払うのがやっとで 元本部分は底積みで増えるばかりでした。
 
何故 これだけ切り詰めても 家計が苦しいのか いぶかしんでいたのです。
 
 ある日 何気なく 彼のレッジャー(帳簿)を見ると、なんとなく違和感を覚えました。
経理士の勘で「おかしい」と思いました。その時は気付きませんでしたが、後から考えると第六感の様なもので、妙に不愉快に思いました。
 
 支払いを起こすのに 一旦 まとめて 別勘定に落として そこから送金しています。

「何故 こんな 回りくどい事をしているの? 」 
と、アリスに 聞くと、 

「あ~~! それはネ ご主人の支払いって、結構、細かいでしょ。だから まとめて一括で別口座で管理しているのよ。それで家に帰ってから一つ一つ決済しているわ」なんて 一応 誠しやに説明します。
 
でも、細かいからといって 一旦 纏めたところで、後で 結局 個別決済しないといけません。それに、口座は入金と出金 つまり「入り と 出」がハッキリしないと税務署の手入れが入ると、大きな問題になります。

それより、なにより、グレッグが、口座のPIN ナンバーまでアリスに教え、彼のお金が一時的にもアリスの口座に入れられている事に不安と違和感を覚えました。全く、腑に落ちません。
 
それに 毎回 ちょっとおかしな事が起きます。
 
 彼女がアリスに質問した日に限ってグレッグが家に帰ってから、不機嫌で、
「玲子は 自分の客だけ対応し俺の経理は見るな」なんて言います
(彼女は 最初 何故 彼がそんな事を知っているのか分からなかったそうです。) 

おまけに、何の贅沢もしていないのに
 「玲子が 無節操な金の使い方をするから 我が家はいつまでたっても潤わない」
 という言い方迄します。
 
 ある日、玲子さんは、意を決し 一旦まとめて管理しているという 口座を精査しました。
 真っ青 に なったそうです。
 
 口座名は 一応、インターネットバンキングでは、勝手なニックネームをつけれますから、決済用トラストアカウントとか、命名されカムフラージュされていますが アリス名義のアカウントです。
 
 悪い予感がして、1つ1つ インボイスを つき合わせたところ、なんと インボイスが保管されている5年だけで、仕入れと支払いが全然、合致しません。 

 少なくとも 1000万円以上 過払いされています。

10年来の付き合いですから、
さかのぼると 2000万円以上 盗られている可能性があります。
 
金額も 2000ドルとか 3000ドルとか丸い数字ではなく、2891ドル44セントみたいに いかにも何処かに支払う様なイビツな数字で抜かれています。
 
 勿論
アリスは 他の客からも 同じ手口で盗っているに決まっています。

 玲子さんの知る限り グレッグの 友達だけでも10名は軽くいます。 
と言う事は、試算で 余罪 数億 下手すると数十億かもしれません。 

---と
なると これは世紀の犯罪です。
 巨大経済の日本でも3億円強盗は 流石に大罪であり一世を風靡しました。まして オーストラリアで数億なんてとんでもない大金です。
 
 それだけでは ありません。次々 新手の手口が発覚しました。
 
 アリスは グレッグが 何かでトラブルと、
『あら!PCトラブル?? ジョシュアって 人がいて、安くて優秀よ』
 なんて 直ぐ彼女の友人を親切丁寧に紹介します。
実はこれも彼女の手口であり、巧妙な罠でした。


  当然 彼女もPCトラブルに遭うとジョシュアを使うわけで、その費用を グレッグの口座から支払っていたのです。
 要するに 自分が利用しているサービスに加入させ、自分の代金を人に支払わせる手口です。

 多分 外付けハードデイスク、無線LAN、会計用ソフトなどもジョシュアに発注していたらしく、相当な金額だったそうです。

 他にも テルストラ、オリジンなど 同じ会社を見つけると 彼女の分まで 顧客口座から 順に落とします。 水道 電気 電話 ガスなど 5大公共、それに RATEや ガソリンまで すべて合算すると 年 3万ドルくらいの出費です。 10年で 30万ドルにもなります。  
 羽振り良く 高級 ビトンやシャネルを 大判振る舞いができる筈です。

会計と言うのは 先入後出 減価償却 耐久年数 PAGなど聞き慣れない言葉が並びます。

ところが 数学的に言うと 一番簡単な加減乗除の世界です。
玲子さんクラスがみると 労力を費やさなくても カラクリは直ぐわかります。
 
 早い話、アリスは、善人仮面を被った詐欺師 だったわけです。

嫌疑が かからぬよう、 玲子さんを悪者に仕立て、 
「玲子ね。 お金遣いが荒くて 目に余るわよ」 とか 
「貴方がいない時に、貴方の帳簿を こっそりチェックしているみたい」 
なんて 告げ口していました。 

お金を盗るだけでなく、夫婦仲までおかしくしていました。
 
 
 最初に 玲子さんが着手したのは、証拠を突きつけグレッグを説得することでした。
彼女を追い出さないと諸悪の根源が絶てません。

 ところが、グレッグ。 全く聞く耳を持ちません。 
 

 つまり、マインド コントロールに かかっているわけです。
アリスの言う事は何でも正しく、玲子さんの言う事は 全て間違っていると思い込まされているのです。
 
 説明すればするほど、グレッグは玲子さんを恨み、意固地になりました。最後は、険悪になり説明どころか、夫婦の会話すら完全に失われてしまいました。

 此処で 少し 脱線です。
 
 私は、マインド コントロールに興味があり よく関連記事を読みます。
間違った情報 (要するに嘘)を与え続け相手に選ばせる形で おかしな概念に 誘導する方法です。

 被害者は 自分で 納得しながら ゆっくり 罠におちていくので、通常、抜け出すのに、嵌められたのと 同じ年数が かかると言われます。
 要するに、もつれきった概念を 一つづつ ほぐし 自分で納得しながら 抜け出さないといけません。 


 一例をあげますと、結婚詐欺師はマインド コントロールを使います。
最初 彼らは くそ真面目で ジェントルな お金持ちや 会社重役を装って近づきます。
 
 ポイントは 自分は金持ちとか  優秀と自分から口にしてはいけません。

 それとなく ほのめかしたり、グルの相棒に言わせ、
信じ込ませる行為を執拗に続けます。
(詐欺師が 打ち合わせ通りに席を外したスキに 相棒がひそひそ、「あいつさあ、 同期で飛びぬけていて 3年も早く次長席についてんだ。うちの会社は大きいから異例の出世だよ」 なんて囁かせたりするわけです。)
 
 たまたま 周りの人が、彼の不自然さに気付き 「あの人、何かおかしい 気をつけたほうが良いわ。」 と、忠告をすると 全く聞く耳を持ちません。
「あなた 彼の何を しってるの。」、
「あ? もしかして やい(嫉妬) てるの? 」 なんて 言われるのが おちです。
 
 昔、鈴木京香 主演で 「引っ越せますか?」 と言う ドラマがありました。
石黒健 演じる詐欺師に嵌められていく 家族の物語です。 
 彼に恋した 被害者家族の長女 京香だけが 最後まで 彼の素性に気付かず 庇い続ける 歯がゆいストーリーです。
 
 痛い目にあって、お金を 毟り取られても 未だ 詐欺師を信じているケースもあります。
「あの人に限って そんな事 する筈が無い。」 という 感じです。
 数年経って、恋も冷め、 「もしかして、私? 騙されてた??」 と 気付く場合が多いです。 

自分で気付くまで 人が 気付かすことはできません。
彼女が気付く頃には 時既に遅し さらに 3-4人の 被害者が 出ています。 
 
 さて、玲子さんに 話を戻します。

(グレッグは 如何にマインドコントロールをかけられたか?
 
 今まで 読んでこられて、「グレッグ 馬鹿じゃない?」と思われたかもしれません。

実際、私もお話を伺った時 同様に思いました。
でも、これが マインドコントロールであり、その恐ろしさです。

 グレッグは自分の被害に気付いた時、他の仕事仲間に慌てて警鐘をならしました。
ところが、「グレッグ お前 どうしたの? アリスと喧嘩でもしたのか?」と、全く、
相手にされませんでした。
 
 例えば 皆さんに とって 絶対に信頼のおける人を頭に描いてください。(恋人、兄弟、親友 誰でも構いません。)
「実は その人 詐欺師で 貴方を嵌めようと 長年 密かに画策しています。」
と、言われて信じる人いるでしょうか?
 
 グレッグや、彼の友達にとって アリスはそういう存在だったのです。 全地球市民が敵に回っても アリスだけは 大丈夫と 思わされていたのです。
(ジュリアス シーザも 彼の暗殺現場にいたのは、 腹心 元老院のブルータスですから、あの有名は言葉『ブルータス お前もか?』がでた訳です)

では、如何に アリスは グレッグを騙したか? お話します。

 信頼を勝ち取るため、あの手この手で親身に仕事をしているジェスチャーをしていました。

 先ず、支払いの悪い客に 決済督促していると申し出ていました。
決済は誰でも気になります。 

 でも、あまり督促すると、器が小さいとか、お金ばかり追いかけている と言う 印象を与え、言い出しにくい仕事です。

 それを、アリスがやってくれると 絶大な信頼関係が生まれます。 

 「今日 支払いがなければ 明日 裁判所に ブラックリスト先として通告します。 明日なら もう遅いですと、言ってやったわ。そしたら、現金をもって飛んできた」等と 言っていました。

 ところが、これは実は 真っ赤なうそでした。
 玲子さんが 後から精査したところ、丸でざるで水をすくう様に未回収の債権がざくざく発覚したそうです。


 同じ泥棒でも (能の無いのは?) 机の上の ペンを取ったり 財布からお金を抜いたりします。そんな事をすると「あいつが来たら いつも物がなくなる」と、警戒されます。
 本当の詐欺師は、長い期間 善人を演じる名優でなければなりません。

 アリスは「庭に 20セント落ちてたわ!!黙って 頂いたほうが良かったかしら?」なんて、どんな 小さなお金も 律儀にグレッグに手渡しました。(陰で 何十万ドルも 盗っておいて)

 玲子さんによると、あれは庭に落ちていたのではなく、自分の財布から20セントや50セントを掴み出し、正直を装う為、自作自演で演じていたのだろうとの事です。

 普通 20セント盗らない人は、200ドル まして 2000ドルなんて 絶対に盗らないと思います。 

彼女は、なんと 200,000ドル 盗っていたのです。
 『私は 20セント なんて眼中に無い。 20万ドルが 要るのや』  という感じだったのです。

つづく。

 
 
 
 
 
 
 


 




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【2012/08/16 06:15 】 | 私の体験談(連載) スピリチュアル ドキュメンタリー | 有り難いご意見(0)
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