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【2024/05/05 04:33 】 |
神の雫 ロマネ コンテイ 

 
 
語る人多くして飲む人少なし。 幻の銘酒ロマネコンテイ。

私がこのワインを知った時は店頭価格で60万円くらいでした。銀座で飲むと、ボトル200万円   グラス一杯40万円と言われていました。

 

2009年 9月20日 日テレ番組(ゲスト 藤原竜也)にて、赤坂の店で予算5万円分のロマネコンティをグラス注文したところ、サーブされたのはたったの30ccでした。
 ちなみに、このボトルは2004年物で、サービス料込みで110万円でした。30ccなんて咳が止まらない時に飲む 風邪薬の量です。 堪能どころか味そのものもわからない筈です。

 


 近年、無店舗販売が主流になり 価格も下がると予想していました。
オーダーを受けてから 発注する自転車操業なら安く売れる筈です。一本30万円くらいになれば 死ぬ前に一度だけ、冥土の土産にしたいと思っていました。
 
 ところが 最近のワインブームで価格はうなぎ上り。200-300万円まで跳ね上がっています。これは流石に 果実酒の値段としては高いです。(200万から 300万という 100万円の価格差は ビンテージです。 その年の出来具合によって プレミアムが付きます。)

 

 どう高いのか? 少し分析するとその異常さが良くわかります。ワインは所詮  果実が原料です。要するにジュースを発酵させたものです。

一本生産するのにどれくらいの葡萄を使うか知りませんが、たとえば 巨峰サイズで100粒とします。

すると一粒 3万円になります。巨峰は高い果物ではありますが、最近は随分安くなり、スーパーで一房 500円くらいで立派なものが買えます。

 


 私が子供の頃、夕張メロン 一つ1万円の時代がありました。庶民の口には入らず専ら 退院祝い と お中元需要に使われていました。
 メロンは 一つ単位で買えますし家族で分けながら食べるだけのボリュームもあります。 もし 夕張メロンで ワインをつくっても コストは 2-3万円程度ということになります。そう考えるとロマネコンティ いい加減にしろ って事ですよね。
 
 

 

コニャックやウイスキーなどは、アルコール度数が高いので、チビチビやれば極端な話 一本で 2-3ヶ月楽しめます。

 その点 ワインは開栓すると日持ちしません。 通常一晩で飲み干します。

つまり、一日300万円です。そう考えると段々腹がたってきます。

 

 では、何故 そこまで値段が釣り上がるのかということですが、ワイン人気 ブランド知名度 プラス 生産量の少なさです。年間 わずか 6000本しか生産されません。不作の年は 4000本くらいに落ち込みます。

 

 それを、世界の富豪が狙っているわけです。ワインなら いくらでも出すという金持ちが6000人以上いる証左です。

私の考えでは、 こんなワインを買うのは、あぶく銭で稼ぐ連中です。

日本に そういう輩は ざっと2万人います。 アメリカなら5万人。世界全体では、数百万人 おりますから

際限なく 値段が吊りあがるわけです。

 

 因みに、一生 コツコツお金を貯めるタイプの億万長者は、到底飲めません。

3本で資産の10分の1が飛んでしまうわけですから。

 

(どんな味がするのか?)

ソムリエによる評価額は 大体 15万から 20万円といった 所です。

それでも高いですが まあ 納得のいく水準です。

 

 強がりではなく 私は、別に飲みたいと思いません。

味が想定内で、ある程度イメージできるからです。

 

 ロマネコンテイが 全然ワインから外れ 苺や焼酎の味がするとします。 
そうだとすると、苺酒や焼酎を 安く買って飲めばよいだけです。

つまり、ワインである以上、同じ線上に味があります。各々のテイステイング ポイントで 秀でているだけです。

 

ワイン のテイストですが、見た目のどす黒さ、口に入った瞬間の触感、舌の上で転がした時の広がり (酸味 甘み コクのバランス) で、評価します。

 

わざわざ 薀蓄めいた言葉を使って、粘り、ボデイー、コク、きめ、切れ味 などと言う人がいますが、30年赤ワインばかり飲み続け 数々のテイステイングに参加している私ですが、粘りとか きめ という表現が何を意味するのか良く分かりません。

 

要するに、ワインの味を 大きな円とすると、どれだけ 完全球体に近いかによって 評価がきまります。

安ワインは、何か 気になる棘の様なものがあって、球体であることを 阻害しています。

 

 

私は、10-20ドル 20-50ドル 50-100ドル それぞれ 飲み比べたことは何度も あります。

確かに 100ドル ワインは美味しいです。 ただ、50ドルワインの丁度 2倍 美味しいか? というと、大差ありません。

 

(本当の神の雫)
 
私が推奨する 神の雫を書かせて頂きます。
オーストラリアや チリは ワインの歴史も浅く 相当馬鹿にされていますが、ヨーロッパを旅したオージーは フランスで 飲むワインが 無い。 と よく言います。

私も何度か 日本で また、実際にフランスに行ってワインを飲みましたが、たまたま 飲んだワインが悪いのでしょうか? 酷いものばかりでした。

実際 下記ワインを 正当評価し 価格をつければ 相当なレベルになると思います。

 

10ドル から 20ドル  (括弧内は 私がいつも買う値段です)

WOLF BLASS YELLOW LABEL  10-14ドル (11ドル)

Taylors'  Clare Valley      17-19ドル (14ドル) 最高ですね。 これは。

Peter Leaman  Clancy      15ドル -18ドル (10ドル)

 

20-50ドル レンジ

中途半端が多くお奨めできるブランドありませんが  このレンジでは 余り 当たり外れありません。 Penfold 128,  Wolf Blass Grey,  St.Huga など 美味しいですが、上の 10~20ドルレンジの 4品なら 十分 満足頂ける味が出ています。

 

50ドル 以上  (此処からは 特別ですね)

Lindeman  Pyrus     60ドル (40ドルなら 買いです。)

Rosemount  Valmoral  65ドル (45ドルなら 絶対 絶対 買いです。)

Soltram NO 1  75ドル (65ドル 勿論美味しいですが 上の二つと比べ 25ドル 余計に出す価値があるか?? ちょっと微妙です。)

 

上の10銘柄が 夫々のレンジで お奨めですが、20-50レンジは 30ドル余計に払う価値があるか? というとないです。従って 結局 7本だけということになります。
 
 
 

ただ、ROSEMOUNT VALMORAL SYRER (シラズではありません シラ~!です) これは格別です。口に含んだ瞬間 オーク樽の木の香りが プ~ンとして、大変円やかです。口に入ってからの広がりも丸で宇宙が口の中に誕生するほどコクがあります。

 これは、神の雫であることを保証します。これ以上のワインの味 ちょっと 想像できないです。(いつか ワンデーで ふるまいます。なんて。)
 
神の雫として 安すぎない?! と 思われますよね。
とんでもありません。 ワインなんて所詮ジュースです。 ○○万円する事 事態 
ありえないことを ご理解いただけると 本当の味が見えてきます。

 

(最後に)

これ ↓ コニャックですが いくらだと 思います?
 

 

一本 2億円です。
しかもまたしても フランス。加減にしろってことです。

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【2014/02/26 10:34 】 | 雑記帳(諸々思いつき日記) | 有り難いご意見(0)
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