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運命の赤い糸の お話をします。
これは、中国唐代奇談 の 定婚店から 来ています。 （ご存知と 思いますが、簡単に書かせて頂きます。） 唐に 韋固 という役人がいました。 彼は 結婚を 望みながらも 縁談の来ない男でした。 ある月夜の晩 尋常でない老人に 出会います。 尋常でないというのは、読んでいる書物の文字が この世のものではありません。 この ストーリーが定婚店と言われる由縁は、老人が 座っていた場所から 命名されています。 聞く所 老人は冥界の使いで、人間の 婚姻を司るため、この世に来ているということでした。 そこで、韋固 は 現在 結婚しようとしている女性について相談します。と ころが、その老人、今回の縁談は成立しないと、キッパリ言います。 韋固の赤い糸は、市場で野菜を売る女が 連れている子供と、繋がっている事を告げ その場を去ってしまいます。 早速、市場に探しに行くと、貧しい やぶにらみ の 老婆が野菜を売っています。その傍らに 貧乏くさい 幼い少女 がいます。 二人とも お世辞にも パッとしません。 それが 彼の 許婚 だというのです。 彼は 失望し 部下に その子を 殺すよう命じます。 長い年月が過ぎ、韋固についに 縁談が きます。 美女ですが、額に傷があります。 理由を聞くと 子供の頃 市場で野菜を売る乳母の横で 座っていたところ、暴漢が 眉間に ナイフで傷を負わせて 去っていったと、言うのです。（韋固の部下は決心がつかず 傷だけつけてその場を去ったのです。） ところで、この話 ちょっと 変な部分があります。 部下は 命に背いて 殺さなかったわけです。でも、なぜ 中途半端な傷をつけたのかが、 腑に落ちません。 とにかく これが 赤い糸の 起源です。 実は 実際に 存在します。 結婚相手は 余程 熟練を 積んだ霊でない限り、予定外の婚姻は、無いそうです。 世の中 半分が 異性です。 選択肢は 何十億もありますから、「そんな筈は無いだろう」 と 思っていました。 でも、 最近、 多分 その通りだと、思うようになりました。 私の場合 ２８歳のときに 婚約者がいました。 結婚秒読みでしたが、土壇場になって 詰まらぬ事で揉め 破談になりました。 （今、考えたら 唐突で 不自然な 別れ方でした。） 私は、これから 新しい恋愛相手を探し ゴール インまでの プロセスを 考えると ３０歳までの 結婚はないな？と 考えていました。 暗い 独身寮生活にも 辟易としていましたので、正直 ため息ばかり ついていました。 ふと、後ろをみると、今の家内が、係りがえになって 座っていました。 別に、 「もう どうでも良い。 これで いいわ」 という 投げやりな 感じではなく、一番 気になっていた人が たまたま 後ろの席で待っていました。 それで ちょこちょこ チョッカイを出すようになりました。 付き合いだすと、破談になった婚約者など 一瞬で 忘れてしまうほど 気が合いました。 今から考えると、彼女は ひとつの恋愛の終わりに 出口で待っていたのだと 思います。 （何か、不思議な アレンジの気配がプンプンします。） オーストラリアに来たり、 会社を辞めて 脱サラしたり 私の様な突飛な人生は 今の家内以外 とても 我慢できなかったと 思います。 それに 彼女の両親も 太っ腹で 私の 海外移住に 理解を示してくれました。 飯田忠彦氏が霊界で。これから生まれる魂が 地球に向かうのを 目撃しています。 ただ むかうだけ では ありません。 ７割から ８割の魂が 分裂していました。 つまり 分身をつくります。 分身は基本的には男女になり やがて 伴侶になります。 似たもの夫婦と良く言いますが、これは、同じ魂が この世で一緒になっただけです。 （愛した人は 実は 自分自身と言うことになります。） 分身（ツインソール）を 伴侶にするパターンの結婚には 離婚はありません。 幸せな人生です。 ただ その分 他の結婚のタイプより 災難が起き 二人で乗り越える試練が次々おきます。（物凄く辛い事も起きます。） （よく 気が合えば 一日中 ベタベタしても 飽きないのか？ と 聞かれますが、 大きな イサカイが 無いという 程度です。 いくら 相棒が 自分自身でも 人間には 一人の 時間が 必要です。 趣味に没頭したり 仕事をするための プライバシーです。 いくら 気があっても 一日 ５時間以上 一緒にいると 疲れてきて もう どっかへ 行って。 と 思うはずです。） 逆に 他人と結婚するパターンを選んだ人を プロジェクト型 と言い、夫婦仲が しっくりいかず 夫婦関係から 学ぶ仕組みになっています。 でも、８割近い人が 分身をつくり、 その大多数が 男女になるのであれば、離婚率との 兼ね合いが しっくりいきません。 一部の国では 離婚率が ４０％近くもあり、数字上の矛盾が生じます。 でも、これは、一旦 プロジェクト型で 間違った結婚で苦しみ 離婚を経験し、勉強をした上で 本当の出会いに 漕ぎ着くと 考えるとつじつまが 合います。 何回も 何回も失敗して 本当の恋に出会う人もいます。 さて、話を 私の娘に戻します。 家に帰って、娘の部屋に入ると、心理学の本と 民法の本が 重なって 机のど真ん中に 置かれていました。 私は、「 あれ？ コーポレート ＬＡＷを 目指すのじゃなかった？」 と 聞くと、 即座に、「最近 私 心理学と 民法にはまっているの、多分 そちらの方に 進むと思う」と、出し抜けに言われました。 それから、 例のだらしないと指摘された 彼ですが、 ＢＥＴＴＹ の 予言を 絵に描いたような 別れが 丁度 一月後に おとずれました。 娘に 理由を聞くと 案の定、 「最近 彼のルーズさが 我慢できなくなった。」 ということでした。 これは 見事に予言どおりでした。 ただ、２年近く 熱を上げ 懸命に 青春を 駆け抜けた相手だっただけに 大泣き していました。 泣く くらいなら 別れなければいいのに と 私は 思いましたが、彼を きりっ と させれなかった 後悔が 彼女にあったのだと 思います。 （でも 自分は 変えれても 人は 変えれませんよね。） 最終章に 続く。
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